ぶどうと日々のこと 2022

2022.12.27 よいお年をお迎えください

 

12月に入ってもしばらくは暖かい日が続いて秋気分でしたが今月半ばには一転、朝は氷点下になる日もあったり、突然の冬到来です。ぶどうの葉も霜にあった後の木枯らしですっかり落ちました。11月のうちにハウスの修繕とアップデート(屋根の張り替えがしやすいように、新しく資材を取り付けました^^)をして、これからは剪定や落葉の片付け、年が明けたら新しいビニールをハウス屋根に張ります。

毎年この時期に購入するビニールや鉄パイプ、金具類ですが、年々値上がりしています。今年はウクライナ情勢や円安で、輸入に頼っている化成肥料も価格高騰。燃料も・・・これらを欲しいだけ使って、ずっとぶどうを作り続けられると思ってはいけないと考えています。

汚れが気になっても、何とか使えるうちはビニール交換を控える(⇒生産性が落ちちゃう、が目安。)ぶどうの枝葉はなるべく畑に返す。(⇒施した肥料分を含んでいるので、持ち出して焼却はもったいない)もみ殻、たい肥、廃菌床など、近隣の事業所から出る有機質資材を活用する、など。できるところからSDGs、作る人の責任を考えなくてはと思います。

2022.12.26  竹柱ゲット

 

今年も竹林の間伐竹の片付けに参加させてもらい、戦利品に竹柱70本!竹って、軽くてまっすぐで、ほどほど強度もあって、穴をあけたり針金を通したりの加工も楽^^露地のぶどう棚の補修にもってこいです。今年はぶどう棚の柱用の鉄パイプが一本2000円近くもして、驚きました。エコノミー&エコロジーな竹が大活躍です!

2022.11 土づくり

 

町内の精米所でもみ殻をもらってきてはぶどう畑に撒きます。土の表面を覆ったもみ殻は、雑草の種の発芽をある程度抑えたり、土の表面の乾燥防止に役立ちます。時間がたって分解しだすと土壌動物や微生物の住処になり、またカリウムやケイ素の供給源にもなります。草生栽培(雑草栽培と言わないで^^;)と、こうした有機資材を入れていくことで、借りて5年目の露地の畑の土が、だいぶ変わってきたように思います。

2022.10 籾摺りと袋詰め

 

今年は、うるち米も餅米も、畝俵(セビョウ)(1畝=1aで1俵、1反=10aで10俵の、豊作の意味)です!すごい!

主食、米が積みあがっていくのを見ていると、何とも言えない安心感があります。

おなかが満たされない人々のニュースを見ると、作れるものはしっかり作って、少しでも外国から搾取しないで済むようになればと思います。

2022.10.26  稲刈り手伝い

 

10月の第1週で、今年のぶどうの収穫が終わりました。今年もあちこちへ旅立っていった当園のぶどうたち、皆様に喜んでいただけたでしょうか。

3月の発芽から収穫まで、支えてくれた家族と周りの方々に感謝。気難しいながらも実りを与えてくれたぶどうの樹と自然に感謝。我が家のぶどうを選んでくれるお客様に感謝です。

そして、よくやった、自分!

涼しくなって過ごしやすくなったら、蓄積していた?疲れがでろでろ~~と止め処なく出てきます^^;)そろそろ更年期不調も出てくるのでは?

この冬は、食べ物や生活習慣を少し見直して、上体温(基礎体温を上げて、免疫力を高める)を実践したいです。・・でも発泡酒とコーヒーはやめられないだろうな。

 

2022.9.16 せっせと乾燥

 

完熟してポロポロもげてしまったあま~いピオーネとシャインマスカット、ちょっと着色足りなかったけれど美味しいウインクを、食品乾燥機で干しブドウにしています^^)

薄皮のシャインはやわらかくて食べやすく、ウインクは噛みしめると酸味やミネラルの凝縮した濃い味の干しブドウになります。オイル等無添加。

市販のシリアルに少し混ぜたらとてもリッチな感じになりますし、ナッツと合わせてつまんだり、お菓子作りにも♪

ぶどう1kgが、電気代かけて100gになってしまうので全然利益は出ませんが、お好きな方には100g500円(+郵送料)でお分けします。お申し込みはお問い合わせフォームからメールでお願いいたします。

2022.9.16 そろそろ収穫終わり

 

だいぶ日が短くなり、早朝収穫するのに手元が見えにくくなってきました。畑のぶどうも完熟に近づき、この時期は台風も来るので早めに収穫したいところです。毎朝軽バンにぶどう満載!

 

今年はシャインマスカットの収穫開始が昨年より5日ほど遅くなりました。畑の中でも熟するのが早い樹があるので、8月下旬にはピオーネとの詰め合わせ用にいくらか収穫しますが、やはり露地のシャインマスカットは9月に入ってからが、畑の中での糖度などのバラつきを心配しないで採れるなと思いました。

一方で、露地ピオーネは毎年夏の猛暑のため、収穫期が前倒しに、且つ短くなっています。

ご好評いただいているシャインマスカットとピオーネの詰め合わせですが、作れる期間が非常に限られており、来年もこちらのセットを販売するか悩み中です。

 

 

2022.8.20  今年の瀬戸ジャイアンツは

 

お盆の数日前から収穫の始まる瀬戸ジャイアンツ。今年は、果実を成らせる枝に勢いをつけるための縮伐(冬の剪定の時に枝を切り縮めて、1本の樹の面積を狭くする),葉を疲れさせないように意識しての葉面散布、自称瀬戸ジャン保存会?による粒間引きの研究などなどが功を奏してか、粒の肥大が良く糖度の上がり方も順調で、会心の一撃、いえ、出来となりました。

お送りしたお客様に喜んでいただけて、またJA出荷でも、今までなかなかもらえなかった等級の最高位・赤秀を付けてもらえるものがあり、自信が付く一方で、「なかなかここまでのが毎年はできないよね~」というプレッシャーにもなったのでした(笑)

採り初めから10日で終わってしまう瀬戸ジャイアンツ。手間がかかり、面積は増やせませんが、大事に作っていきたいです。

 

2022.7.9 庭のお客

 

セリ科と柑橘の葉っぱが好きなアゲハチョウの幼虫。ぶどうの管理に忙しく、自宅の小さい花壇をしばらく放っていたら、春に植えていたパセリにいつの間にかキアゲハが卵を産んでいたらしく、丸坊主の茎とむっちり太った

アオムシが3匹。でもこの絶妙な色と模様、憎めないんですよね。もう食べるものがないけれど、無事に蛹になってくれればと思います。

 

 

 

 

2022.7.6  ハウスぶどう着色進む

 

6月中は露地ぶどう4000房をひたすら粒間引き、仕上げ成型して、ようやく袋掛けまで漕ぎつけました。わずか2週間で梅雨が明け、めちゃくちゃ暑いなかでの作業^^;)保冷剤を背中やわきに入れて使うアイスベストを取り寄せて使ってみたら、なかなかいいです。(もっと早くに買っていれば!!)

ハウスでは既に、ピオーネが色づきいい香りがしてきています。8月中旬からが収穫期のウインクはまだほんのり赤色が付いてきたところ。美味しいぶどうになれるかは、今後のお天気とそれに合わせた枝葉の管理、水の管理。

少し疲れをとって、畑&収穫準備を頑張ります♪

2022.5.31   房型の研究

 

露地ブドウの開花期を何とか乗り切りました。誘引は回り切れませんでしたが、花穂整形、摘心、種抜き処理を遅れずにできて、今年は5月のお天気が良かったお陰で実留まり(粒の付き具合)良好です^^)

さてハウスに戻ると、露地の管理で忙しくしている間にムクムク太った瀬戸ジャイアンツが粒間引きを待っています。慣れてくると感覚でハサミが動くようになる摘粒ですが、研修の方に「こうしてほしい」と正確に伝えるのは結構難しい・・・「穂軸の長さは〇cm」「この段は、各何粒、横向きの粒を残す」と長さや数字でとにかく具体的に!

研修生さんと瀬戸ジャイアンツの摘粒をしているハウスに、毎年立派な瀬戸を出荷される真備の生産者のお二方が立ち寄って下さり、一緒に粒間引きをしながら瀬戸の房づくりなどについて意見交換をしました。 

甘ーいシャインマスカットに押されて生産者が減っている瀬戸ジャイアンツ。やわらかい葉は病気にかかりやすいし虫にも好まれる。薄くてデリケートな果皮のきれいな翡翠色を保って出荷までこぎつけるのは本当に難しいけれど、これぞ薄皮、皮ごとどうぞと言えるし、少し野性味あるさっぱり味は私も家族も大好き。瀬戸ジャイアンツの魅力、作り手にとって難しいところを共感してもらえる仲間が近くにいるのは、とても嬉しいことです。

 

 

 

 

2022.5.1 日の出が早くなりましたね

大池の向こうから昇る朝日。5時過ぎから朝ごはんまでにひと仕事。

まだ朝は冷える日があるので、水面から霧が立ち上って幻想的です。

2022.4.30 開花近づく

 

暑くなったり、寒さが戻ったり、なかなか体が付いていきませんがぶどうの生育はどんどん進みます。学校行事や役員の仕事など、年度初めの気ぜわしさもひと段落。

ここからはぶどうに集中!!今年は、ぶどう生産組合の若手で受け入れしている体験研修の方が、時々来られます。

人に教えるには技術的にまだまだですが、ぶどう作りの面白さ、難しいところなどを伝えられたらと思います。

2022.2.23 2月が寒い!

 

昨年の今頃は、ハウスのウインクがもう発芽していたのですが・・・毎日寒いせいか、まだ緑が見えてきません。

外は冷たい風が吹き荒れていて、露地のぶどう棚の修繕も半日が限界です^^;)

この冬は、我が家はハウス屋根の張り替えなどの大仕事がなかったので、昨年に引き続き竹林の片付けに行かせてもらったり、ほかの家の手伝いに行ったり余裕でいたら、年度末の諸々の用事が入るようになり気が付いてみると作業が押し気味!?タイムリミットの露地ぶどうの発芽まで、工作頑張ります!

 

2022.1  今年もよろしくお願いいたします。

 

年明けからオミクロン株の第6波で、今回は子供の通う学校や近隣の施設にも感染者が出たという話を聞くようになり、いよいよ身近に迫ってきたなと感じます。

寒さで疲れやすくなり、抵抗力の落ちてしまいがちな季節です。

皆さまどうぞお体に気を付けてお過ごしください。

マスクを外して伸び伸び過ごせる日常が、早く戻りますように。

 

 

写真は岡山県最北、蒜山高原のベアバレースキー場。ゲレンデの裾野がとても広くて、子供たちの雪遊びに最高です^^)密になるのを避けるため、ほかのお客さんたちもトイレを借りるほかは車の中でお弁当を食べたり、アウトドア用のコンロでお湯を沸かしてカップ麺を食べたりしていました。途中で寄った道の駅醍醐の里の大きくて具だくさんのいなり寿司や焼きサバ寿司が、とてもおいしかったです。来年は、スキーデビューできるかな。